― 漆黒と、大木の下 ―[誰かを置いていくことに胸は痛みはしない。それが、たとえ家族であろうと。>>+4“堕ちた”者とそうでない者。その違いが影響していることは、否定できない。では、何を畏れているのか。望むのなら、何にでも生まれ変われると言われても、>>+7望むべくもないと内心で言い返すほど]………え?[思わず、服の上から匂いを嗅ぐ、が。何も感じない。神の使いのような何かは鼻が利くとでもいうのか]