じゃあ、諦めるしかない?
そんなに前から約束してたんじゃしょうがない、って。
声って……、赤い声のこと?
[「これからも声を聞かせる」という約束。>>4:352
赤い声のことが知識にあれば、
その可能性はおのずと浮かび上がるわけで]
なんで、その声を使えるのが、私じゃなかったんだろう……。
[いつか>>2:251と違い、迷いなく告げた言葉は肝心なところが途切れて伝わることはない。
もしこの言葉を聞いてまた謝るようならぐーで一発頭を叩いてやろう。
それからしばらく、ヨアヒムも絵も避けるように、天井へと視線を彷徨わせていたが、]