― マーティンと>>+61 ―
[暫し言葉に詰まりながら話してくれた内容に]
えー、二人を拉致… 拉致?それって…
”つまり、俺恋天使なんだ”
…… は?
[――どうしよう。その顔で恋天使って言われても。恋天使ってより濃い天使っていうか。
むしろ人狼に間違われる方が妥当では?]
あ、あー… なるほどー…
[この一瞬で色んな思考が逡巡したが、
――言えない、こんなこと絶対に言えない。
必死に堪えたがしかし表情に表れたであろうか]
奇遇ですね、実は僕も――人狼なんです。
[なんて言ったら、次の瞬間笑って握手が始まっていた。
なんだ…? ま、いっか。
死ねば皆んな平等だ。
なんだか可笑しくなって、久しぶりに声を出して笑ったかも知れない*]