[氷の長刃はカーブを描き、伸び上がった触手を全て切り裂いて行く。その軌道は来た方向へと向かい、ユーリエの下へと戻り地面へと突き刺さった][メレディスはその方向へと視線をやり、感謝するように軽く手を振る。しかしその場に留まることはしない。再び鎌首を擡げ始めた『虚無』を牽制すべく、足場と地面を往復した*]