[資料館近くの二人を見かける前。
懐かしい声が聞こえ>>+61振り向くと、そこには見慣れた、揺れる赤毛の妹のようなお姉さんが居たのです。]
サシャ……!
[昨日のサシャの様子は克明に刻まれていました。
狂気の笑い、私を颯爽と救ってくれた弓矢で、エレオ達を傷つけていたこと。
でも、今私に語りかけた明るい口調、様子。
私に抱きつこうとして……すり抜けた現実。
まるで昨日のことが夢だったように、私の知っている、明るくて可愛くいサシャのままだったのです。
幽霊になったまま意識もあって動ける段階で夢だと思いたいのですが、昨日のサシャが悪夢のままであるなら、幽霊のままでも良い、と思えたほどに。]