人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


【墓】 臨時元帥 クレメンス

[窓の外に映る光景は、眩しすぎて何が何やらわからない。
…と思えば、窓に色が入って光の量が絞られる。
便利なものだ。

その窓の向こうで、カルカリアスが無数の光弾浴びつつも雄々しく砲塔を掲げていた。]

 あれは頑丈なのが取り柄な船だからな。
 そう簡単には落ちぬよ。

[唇の端だけを上げて呟く。]

  …しかし、あやつは儂を何度喜ばせれば気が済むのか。
  あの船が戦うさまを、また拝めるとはなあ。

[しみじみと呟く手には、今度はジンのグラスがある。]

(+62) 2017/11/11(Sat) 22:53:01

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby