[ラボの中にあるモニタールームへ案内された。
壁の大画面には、第二閲覧室で今まさにFelix Culpaの捜査チームが議論を交わしている様子が映し出されている]
……、…なんだか、テーブルにお茶とお菓子が山積みですね…。
[前世で自分が配膳した所まで、まだ記憶の再生が追いついていない。
モニターに映しだされた面々は、どれも疲労の色が濃い。その中に、前世が懇意にしていたであろう人物を掌握する]
エレオノーレ
ドロシー
オクタヴィアス
テオドール
[顔を確認し名を読み上げる口調はまだ機械的だ。彼らとは前世でどのように関わっていたかまでは不明だ。
対人物─コミュニケーション─の中で築いてきた"感情"までは移行されないからだ]