[やがて、動かなくなった自分を担ぎ、歩を進める修道女を見つけた>>408。]
(なぜ、なぜ、なぜ――)
[連れて行ったところで蘇生するわけでもない。
何が彼女を突き動かしたのか、男はその心情を測りきれず。
だが、その行動によって、彼女が自ら死を招くだろうという事ぐらいは男にだって理解はできた]
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[必死に声を届けようとするが、死した際に損傷してしまった魂は言葉を音にすることができずに]
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[男も何度かそれを試し、無理だと知っているはずなのだが、それでも声を張り上げようとする]