[ガートルートの腕の中。瞼に落ちる温もりにぴくりと体が跳ねる。>>+57
子犬と呼ばれたあの青年。食餌が悪いものだと…と言う言葉に、吸血鬼になって間がないのだと悟った。
その後は…――
ガートルートの求めるままに、薔薇の香残る舌で迎えた彼女の舌を味わい、一旦離れたかと思えば、ガートルートの血の味を加えた濃厚な口付けに、力が抜けてしまいそうで]
望むままに、ガートルート様
私の、全てを、委ねます…――
[熱に浮かされたような上ずった声で告げ、>>+58
その言葉の通り、体を、心を、全てをガートルートに…。]