『それは、私自身の死を回避すること。 私には、人間界での活動に制約がかけられていた。 その制約というのが、契約相手となる魔女候補に巡り合えなかった場合、あるいは自身の虹色のジェム並びに蓄えられた魔力が無くなった場合、私は消滅してしまう、というもの。 契約者として活動し続ける以上、それだけは回避しなければならなかった。 そこで私は、魔女の素質があり、かつ自分と同じように雷の魔法の力を持っている者を探し出し、契りの話を持ち掛けた。 その相手が、彼女だったというわけ。』