[カサンドラの槍が天を向く。>>+58
力強い宣の声、その意志の強さを示すかの如き強き風が巻き起こり、天へと翔けた。
その風の柱が迫る妖を押し止める様子に、護り手は僅か、目を細め]
……さて……俺も、負けちゃいられんな……!
[どこか愉しげな呟きと共に、再び空へと翔け上がる。
風の柱は力強いが、木気によって編まれたそれに影響を受ける事はなく。
風に抗わんとする妖の群れへと真っ向突っ込み、大太刀を横薙ぎに大きく振るった。
身の丈ほどの長さの刃が前衛の妖を斬り払い、同時、刃に込めた火気が断たれたその身を焼き尽くす]