[無防備に首を晒し、無抵抗の意を示す。佳いと褒める言葉には、自嘲的な笑いを浮かべた。(こんな無様な姿を褒めるとは、加虐趣味な方が多いこと)覗く舌の赤さに惹かれ、暫く目を離せずにいたが、そんな自分に気付けば意識的に瞼を下ろす。何が待つのか、考える必要はない。ただ委ねればいい。力の差は歴然。万全の状態でないのなら尚更―――――…]