『 大バカ兄貴! 余所見しないで! 』[ 視界が横へ薙いだ。 追うようにして、光の剣が通り過ぎていく。 感情の存在しないAIは、今の一撃で失われた人命に竦むことはない。 ただ、脅威度のランクを付け、事前動作を記録し、 そして、僕らへ繰り出される大天使の攻撃を機械的に避けた。 ] ……!! ごめ、ん……!