ん?
[ 霧の向こう、複数の気配を感じて、男は足を止める ]
人の気配、だな...
[ とりあえず近い方へと足を向け、歩みを進めると、小さな龍を肩に乗せた男と、どこか貴族然とした佇まいの男の姿が見えてくる>>*103 ]
すまない...つかぬことを窺うが、ここがどこだか御存知ないだろうか?
[ 相手の素性を詮索するよりも先に、とりあえずの疑問を投げかけてみる ]
申し遅れた、俺はジークムント・アルフィン。サイプレス王国の者だ。
[ 近付けば、相手が同国者ではないことは軍服から判断できたので、そう名乗った* ]