[ ジンロボサイズの大きな天使は、高く遠く翼を広げると、 シャアアアアアアアアアアアアアン! ガラスを砕くような音を立てながら、熱線を放った。 まさしく断罪の炎の剣……。それが地上を一直線に焼いた。 ] あ……あ……!!! 人が! ……町が!![ 煮えたぎった道が、ジンロボが通れそうな幅で、 家も道路も無視して貫通した。 カタカタカタ、と手が震えた。 喉がひどく乾いてひりつく。飲み込む唾は堅かった。 ]