[最後に天へと飛ばした己の刃《魂》。それが、正しく主の許へと辿りついていたのは感じていた] …………。[影の口元、微か、浮かぶのは笑み。窓の外、垣間見える大天使の翼の内、一翼は己が翼と同じ月白色に変じていて] ……本当に。 どこまでも、俺の予測を驚きで越えてくださる。[小さく呟き、虚空に差し伸べた手。舞い落ちたのは、捧げられし百合、一華。>>151*]