[囲い込んできた『虚無』の触手は容赦がない。この状態で先程メレディスを追った球体を放って来たのだ。タロットの盾を掲げ、一部は打ち消すものの、取り零した分はメレディスを打ち据えて] ッ う ───![物理的な打撃だけでなく、蓄積した澱みの素たる昏く重い感情を沁み込ませて来る。絶望を凝り固めたようなそれは内側からメレディスを押し潰そうとした]