本当に…可愛いことだ 少し素直過ぎるくらいだよ[ほぅ、と息を吐いて笑む。声に気付いて振り返る黒猫の腰を引き寄せて腕の中へおさめた] …貴方は私達だけを見ておいで あの子犬ちゃんは──[猛禽の瞳を隠れた仔狼へ向け、黒猫の瞼へ接吻を落とす] 『私達』の食事を、悪いものだと思い込まされているのだよ 糧を得るうつくしさを体が拒むのは 哀れなことだと思うだろう? 見せてあげよう