[ぐいっと涙を拭っていると、萎れていたはずの奴>>51がまた食って掛かってきた]
僕は致命傷は貰ってない。
腕を切って、胸を痛めはしたけど……死ぬほどじゃない。
カナンとは十数年前にも会ってる。
元首だろうがなんだろうが、僕にとってはその時の友だ。
[誰が何と言おうとその事実は変わらない。
カナンがカレルを友と思っているかは知らないが]
カナンには、僕にやって欲しいことがあるみたいだ。
だから、死ぬな、って。
剣じゃなくて拳で殴ってきたのも、致命傷を与えないためだと思う。
[羨ましい、なんて相手が思ってるとは露知らず。
止めを刺されなかったことについての推測を口にした*]