[工業の発展した地域での、人と竜の距離の開きの話。>>*99思い起こすのは、いつか、ナハティガルの王と重ねた協議の事。遠き約束が損なわれるのではないか、という懸念に、どう返したんだったか、などと考えたのは刹那。その思考はすぐさま振り払い。告げられる経緯は口を挟む事無く、静かに聞いた]そう、か。……色々だな、在り方、ってのは。[短く口にするのは否定でも肯定でもない言葉。先の時に生きる自分は、そこに口を差し挟むべきではない、と知るが故に]