[真っ直ぐにこちらへ降りてくる彼>>+44に、ほっとしたのか瞳に涙の膜が張る。
その刹那、視界の隅に捉えたのは膝から頽れていくシェイの姿>>+43。]
……シェイ…っ!?
[咄嗟に伸ばした手は届いたか。先ほどまで具合が悪そうには――違う、気付けなかっただけかもしれない。
何か悪しき術を使ったような気配も感じなかったが、もしや彼らが何かしたのかという疑惑が芽生える。
警戒が高まるのと同調するように、痛むことも気にせずに翼を出して。
そうした瞬間、シェイが両手で抱いている光に気付いて内心で首を傾げながら]
…どう、しましたの?
[手が届いても届かなくとも、不安げな顔でそう問いかけるだろう。]