>>+44―夜空の玄室―[銀砂のような月光が降り注ぐ中、少女を見つめて唇を奪う。甘やかに食めば瑞々しく光る橋が二人の間を伝い、滴った。]ね、ローレル。あなたを、私に頂戴?私も、あなたに私をあげる。[■深い空色をしたカシュクールの袷をくつろげ、素肌に触れる。その首元に軽く、人差し指の爪先を押し当てた]