良いのか? 私にはやれる褒美などないぞ? それにだな――[それは甘いだけでなく、神の癒しの力籠められた一品] これは、そなたにこそ必要なのではないか?[傷の修復はしたものの、万全かどうかはわからぬ。 それでも彼女は、蜜飴をこちらへ差し出した。 それを、理解出来ぬと。 氷華の眼に、微かな狼狽が浮かんだ*]