──── 回想 メイン・サロン ────
[ベルを励まそうと自分の見てきたものを語る。
文としてまとまっていたとは言えないそれを、ベルはしっかりと聞いてくれた。
そして、"ありがとう"と。]
えっそんなっありがとうなんて……
私なにもしてないし、できなかったしっ!
あ……ベルのヘマ………?んーと……見て…ないよ……?
[多分メイン・サロン前のどこかの通路で転んでいたのはベルだと思ったが、それは口に出さずに誤魔化した。
目が泳いでいたため、きっとバレバレだろう。
────ごめんっ本当はたくさん見たっ!
心の中で謝る。バレバレなこの嘘を、ベルはどうとっただろう。
それからまた改めて"ありがとう"と微笑む彼女を見て、ゆるゆると首を振る。
オクタヴィアの励ましもあって(>>4:+22)ベルは元気を取り戻してくれただろうか。
一瞬違和感を感じたが、気のせいだろう(>>4:+29)。]*