― 天上宮・治療院 ―[都に張った結界へ触れる気配がある>>+34が、ノトカーの身に宿りし霊亀神は眉一つ動かさない。 編まれた金気は無理に越えたとて、浄化の刃が妖魔を斬り祓うは元より。 地にて護りに立つ玄武神へ、絶対の信を置いているというのもある。 故に今は、その意識を眼前の近衛官へ向ける]『ふむ?』[バルタザールの声>>+50に片眉を上げ、続く言葉に耳を傾ける]『そうか……。 此度の初陣、良き経験になればとは思っていたが、どうやらそれ以上のものを得たようだな』