[魔法瓶には紅茶ではなく温めたミルクを拝借し、ブランケットも二三枚。マッチとランタンも鞄に詰めたらもう一度、少女の姿を探す。そして、姿を見とめることができず、声が出たら楽なのに…と、がっくり肩を落とすだろう。そこから上のバルコニー、少女の同族が彼女は何処と呼びかけているなど、今の男にはわからずに。パメラの姿を見かけたならば、身振りと手振りをもって、リーザを見なかったかと問うてみた**]