─居室─
[シャワーから出ると衣服を改めた。髪は乾くまで結わないでおこうか。
身に着けた白い衣装は裾が長く、ローブというもののようだった。布自体は軽いが、やや動きづらい。
機敏性に欠きそうだが、ゆったりと落ち着いた気持ちになれた。
側にあった白い帽子を手に取ってみる。カフェで会った女の子、ローレルといったっけ?あの子の帽子に似てるかな。
ちょっと斜めに傾けて被ってみる]
うーん、…こんなものかな?
[シロウ先輩の変装は見てないけど、わたしもなかなかうまく化けられたんじゃないかしら。
満足のいく出来に鏡の前で一回りすると、裾が花のように広がって緩やかに波打つ]