[それから、先ほどベネディクトがまとめてくれていた、ラグナロクのあらすじへと思考を傾ける。>>+7
とてもありがたい、あのファイルをいちいち読み直していては、どう考えても頭ぱーん! ってなる。]
【バルドル】は死んだ……
これは、三つの冬の前のことなんだろうか、
どうなんだろ、何を表してるんだろ…?
3つの冬…【風の冬、剣の冬、狼の冬】 は、
ムニンが言うには、
『ギムレーの磁気風』の大嵐、
『血で血を洗う内戦』
そして『人狼の冬』がやってくる――…
そう思っていたひとがいるらしいけれど、
それが誰かは分からない。
金色の前髪の馬【グルトップ】に乗った神が、
ラグナロクの始まりを告げる。
金馬号が突っ込んできたことか?
[現時点での見解を添えつつ。
他にも、ロキ、スルト、ヨルムンガンド、ヘルであるとか、まだ検討もつかない単語は色々あるが。
ギムレーというのは、この星系の名だ。恒星の名でもある。
星系を表すホログラム・ヴィジョンを見てみると、やはりどうやら亜空間を航行しているわけではないようだ。
ギムレーとアースガルドの座標もあった。自分にはちょっと覚えきれないけれど。
◆恒星『ギムレー』の座標=GM-gmj7-371.973
◆主星『アーガルド』の座標=AG-gmj7-664.862
と、ホログラムに視線を走らせる。。]