……そうかも知れぬな。
[先のやり取りを経たからか、護花>>+46の言葉には存外素直な答えが返る]
精霊の頃から、氷雪と共にある……そのような場から出たことがない故。
[生命の輝きへの密かな焦がれ。
その原点ははきとは思い出せぬが、ひとつだけ象徴的な記憶があった]
[極寒の中、温もりを求める生命は互いに身を寄せ合う。
しかし体温を持たず、寒さすら感じることのない氷精霊は、そのような行為を必要としない。
何か感情を得た訳ではなく、ただ自分はそうした存在なのだと、その光景を遠くに認め悟った]