─ 天上宮・治療院個室 ─
[扉を閉めるなり崩れ落ちた男に対し霊亀神から苦笑を向けられる>>+30も、咎めは無く。
外では要としなかった助けを素直に─というより、流石に力尽きた為手を借りる他無かった─受けて、寝台へと身を預けた。
金気による治癒は枯渇した己の身の内に染み渡っていく。
すぐに、とは行かないがそれ程の時間はかからず霊亀神を解放することが出来るだろう]
…霊亀神。
世話になったのは、私の方にございます。
[治癒を受ける最中、ふと口を開き声をかける。
治療院へと赴く前、己のみに聞こえるよう呼びかけられたこと>>+29を脳裏において]