―深夜 掃除用具入れ―[いつもと逆だと思いながら。差し出された手>>+48を握る。] うん、どこも痛くはないかな。 縛られていたから手の感覚はあまりないけど。 ヨアヒムも痛くないならよかった。[伸ばした手と逆の手で包帯の巻かれた頭に触れる。しゅるりと解ける包帯が床に落ちた。血は滲まないけれど、額を自ら傷付けた傷跡はそこに残っている。] ああ、血の跡は残っちゃったね。[手を借り立ち上がると自分の服に目を落す。白いシャツを汚すのは返り血の赤。]