[続けて、ヨアヒムがいつもと違う重々しい口調でクララを、呼ぶ>>5]おお……。[洋燈の明かりしかない部屋の中、彼の目が赤く光っていた。魅入られたようにその瞳を見つめ返す。瞳の輝きもそのままに、ヨアヒムそしてヴァルターが人狼の姿へ変じるなら、椅子から降りて跪かんとばかりに]