シロウ先生の世代は、まだ親からたくさん話を聞く世代でしょうからね。
[自らも耳にしなかったわけではないが。
もはやそれを語るものたちも年寄りとなり、高い地位から身を引く段階がやってきた]
ええ、同感です。武器は使うことがないのが一番。
でも、力なき正義もまた無力。
彼らが護るべきものの為に、最善を尽くせるよう。そのお手伝いが出来たらこの職についてよかったというものです。
[このような話をシロウとするとはおもわなかった。
もっと平時はおちゃらけた先生だと想っていたが――お酒があるからだろうか、学生時代では触れることのできなかった本心に触れたような気がした]