[渡したヒトガタは致命傷を受ければ
真っ二つに割け、一撃だけ肩代わりするという優れ物。
『 黄昏ノ君 』と頭部分に書かれた黒いヒトガタ。
くるくる楽しそうに二人の周りを回った。]
僕の恩恵、ですね。
此方側の世界なら、それで十分でしょう。
要らなくなっちゃったら、
空に向かって思いっ切り投げてください。
[桜色の彼が持つ恩恵は、人を衛る能力。
対象と共に夢を、幸を、護り切る能力。
そんな彼の魔女名が"幸福の守り手"、
Edward、なんて安直過ぎるだろうか。
辺りが暗転しても、暴風が吹き荒れても。
自身の恩恵には絶対的の信頼があり、不安も何も無い。*]