ベリアン生きてたんだな
[片手をあげて軽く挨拶をする。
手渡した本のことは、忘れていた。
全ては気まぐれで、意味のある行動ではない。
それだから、イドが齎した情報により
城内での自らの行動が判断材料として使われているのを聞けば、何処か呆れたように笑った]
よくもまぁ、難しいこと考えるねぇ
……ディークを死なすと、オズさん怖そうだったから、とか
まあもし先にディークが死んでたら
多分……どうにかして、救い出していたけれど
[ブランであろうと、ルージュであろうと。
兄弟――家族は共にあるべきだと、そう思っていたから]