…………。
[>>+46苦しげに絞り出されるような言葉に、じっと耳を傾けた]
……そう思ってたのは、君だけじゃない。
父やベルンシュタイン侯を邪魔だと思ってた人は、多かったと思う。
売国奴なんて呼ばれたことも、一度や二度じゃ無いし。
……僕だって、戦争を始めようとする人たちがいなくなればいいのにって……考えてしまったことは、ある。
でも彼らは彼らで目指すものがあって、それはたまたま、僕が願うものとは違ってた。
……君には、叶えたい望みがあっただけ。
卑怯なんかじゃないよ。
[強張って見える肩に、そっと手を置いた**]