[リオレ島から離れれば、慌ただしさも遠退いていく。
そこから離れる事への想いは飲み込み、今は、自分のやるべき事へと意識を向けた──のだが]
……あ、そうだ。
[同時に意識が向くのは、そのやるべき事、に関連して気になっていた事。
即ち]
ええと、さっき言った『伺いたい事』なんですけど。
……俺が、この任務についた理由の一端、俺の養い親殿にあるみたいなんですが。
あのひと、何やらかしたんですか?
[どうも自分の知らぬ戦場で何かやらかしたらしいのだが、一体何があったのか、と。
そこの疑問を解消すべく問いかける。
とはいえ、養い親が誰をさすかはわからないだろうから、先に自分がタクマの養い子である、という事を説明する事になるのだが。*]