[勢いのままに打ち出した銃弾は、ぎりぎり逸れた。視界の片隅で、蛇の頭突きの一撃がヴェルナーに迫るが、どうやらぎりぎり避けられたようで、>>+44返すナイフの一撃が、眉間に見事に突き刺さる。その動きの見事さに目を瞠りつつ、彼が無事であったことに、詰めていた息が安堵となって零れた。其方へと駆けよれば、のたうつ大蛇の姿が煙のようにふっと消え失せる。] 良かった無事で…!! [まずはほっと顔をほころばせながら、その視線の先を追い、青い石を目にとめて、なんだろう、と首を傾げた。]