……ったく。
何なんだよ、一体。
[は、と息吐き、零したのは愚痴めいた呟き。
この、なんとも評しがたい振り回される感覚は、いつか感じたものと似ている気がした。
それはつまり──不可避存在である、という事を示している]
似た空気……ね。
[魔女が触媒としているものは知らぬ。
だから、その言葉の意味は計り知れぬけれど。
ある程度までの踏み込みを許容できる理由の一つとなったのは、多分、間違いなくて。
あれやこれやと文句を言いながらも、訪ねられれば杯を交わすようになるまで、さして時間はかからなった。*]