[>>+30先ず動いたメレディスが放ったカードは『虚無』を貫いたものの、>>+31その動きを止めるには至らなかった。
>>+38加速を使って前に出るのを見れば、自分もそれに続こうかと思ったけれど>>+39キアラの動きに気付いて一旦留まる。
迅った雷光は傍目にもかなりの威力だと解るもの、だが『虚無』は弾けた一部を埋める様にまた繋がり、触手が更なる獲物にも狙いを定めた様に蠢いて。
キアラが駆け出すのに合わせ、暗黒はやはり流れ広がる様にその背を追いかけ始めた。
それはメレディスを追うのも合わせ、平く伸びている様にも見えて]
…メレディスのカードも、キアラの雷撃も、効いてない訳じゃなかった。
なら修復…違うな、崩れたものが戻った様には見えなかったし…補修能力が高い、のかな。
[小さく推測を呟きながら、羽織った薄布をふわり翻す。
詠唱も無く頭上に生み出したのは、無数の氷柱]