人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


【見】 【墓】 聖餐の贄 ユーリエ

>>+25>>+26

――どうでしょう。
雛児らとは遥けき時を隔てた間柄ゆえ。
かはたれに歩む同じき者と思いがたいのやも知れませぬ。

[紅色の帳の中、臈たけた少女の声が静かに紡がれ、消えていく。
梟の仕草に繊く笑って、頭を振る仕草がそれに続いた]

ええ、もうお見通しなのね、紅榴の君。
我が血の“孫の孫”に当たる娘。
あれの“父”は己が執心にばかり憑かれた者でしたが――あれはどうなるかしら。

[愉しげな笑みを浮かべて、そう答えて。
彼女の申し出には真紅の瞳を微かに見開いた]

(+45) 2015/02/02(Mon) 22:36:43

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