― 内庭・東屋 ―[茶会の席で言葉を交わされる中、蒼龍は一度結界の状態を確認する。結界が発動するような異変は無かったが、風を繰ればその場所の様子も見れるためだ。今のところは、苗床の世話役達が恙無く作業しているのが見えるだけ。朱雀から異変が知らされぬならば、当面は平穏も続くだろう]大風を利用した黒幕か…。己の欲のためなのか、地上を混乱に貶めようとしたのか。[意図的に仙花を狙ったとなれば、目的があるのだろうと。呟くよな声で紡ぎ、花茶を口へと運んだ*]