[ 回避は成功した かなりギリギリだった しかし、ソレが功を制した わざわざ相手から近づいてきてくれたんだ 青く光る眉間を逃すわけがないだろう? 振り上げたナイフは銀の鱗よりも鋭く光り バケモノの眉間に突き刺さる やはり、ここが弱点だったのだろうか? ヨルムンガンドは 痛みに巨体をのたうち回らせた後、 ふっと霧散するように消え、後には ビー玉のような 【蒼い石】が残る ] なんだ、これ……[ 蒼い石を見て、無表情でそう呟いた ]*