>>+4:207
あぁ、ステファン、ありがとう。じゃあ切り分けを頼んだ。
[チーズケーキはステファンに任せて、ゆっくりと椅子に座る。
足元では、みんなで分け合いながらも肉にむしゃぶりつく柴犬たちが。
わんこたちを眺めて、こちらまでほっこりしていると、そこへ現れたのは鮮やかな金髪の同級生だった。>>+4:179]
……カレル。
[ついさっき、幻のような光景で見かけた彼は、凄惨な戦死を遂げた帝国軍の兵士で――]
久しぶり、だな。
[死後の世界での再会、この不思議な空間で出会う旧友に向けた言葉を探すが、こういう時になんと言ったらいいものか。]
その、なんつーか……お疲れサン。
[――あまりにもありきたりの挨拶になってしまった。]