[正直なところ。
この魔女とは、こちらが前線勤務主体の事もあって、話をする機会もなく。
故に、親しく共に酒を飲むような間柄ではなかった。
常ならば、無理やり入り込まれても丁重にご退去願う所である。
それでも、その時は何となく受け入れてしまっていた。
秘蔵の酒、という言葉に興味を引かれたのもあるが、『独りじゃぁ…美味しくないんだものぅ。』という言葉>>4:+157、それを否定できなかったから、というのが、理由のひとつ]
……しかし、飲むんならもっと面白味のあるヤツも多かろうに。
なんでまた、わざわざ俺を誘いに?
[他愛ないやり取りと共に杯重ねた後。
ふと、感じた疑問を問いかけて]