― 現在:Nルーム ―
[取り敢えず、ラグナロクを探さなくてはいけないらしい事は分かった。しかしどこを探せば良いのか全く検討が付かない。
なにせ彼はただの乗客だ。ラグナロクという言葉も死ぬ数分前にドロシーの口から聞いたのが初めてで、それまではそんなものがこの船に積んである事すら全く知らなかった。
今でもその暴走しているというブツがどんなものなのか、想像も付かない。]
うーん…何か知ってる人居ないかなあ…?
[どうしたものかと暫くその場でうんうん唸り、]
あそうだ。この船の乗務員なら何か知ってるかも?
[ゼッタイそうだ、名案だとばかりに手を叩く。
まず近くに居た添乗員はフレデリカであったが、自分と同じく見当も付かない>>+26と言っていた。きっと彼女が持っている情報量は自分と大差ないのだろう。]
まずは聞き込み調査、だな。
[暫定の方針が決まったら、通訳の男に行ってくるよと声をかけ(聞こえていたかどうかは気にしないし気にも留めない)、Nルームを後にした。
取り敢えず誰か見かけたら声を掛けてみよう。
それが添乗員らしき人物であればなおのこと。
聞きたいのはラグナロクの事と、それからバッジの行方についてだ。*]