早く前線に戻らなくちゃなー。
俺がいないと戦力ダウン著しい事だろう。
[ ――1年前の、あの事件から。
ノトカーは人が変わったように軍に尽くすようになり
人付き合いが減り、無口になった。
唯一ヴィンセントと居る時だけが昔と変わらなかった。
同じ痛みを知っている相手。
ヴィンセントがどう思っていたかは知らないが
ノトカーはいつも普通にユーリエやルートヴィヒ、
自分の家族の話をする。 ]
そういえば先週、グレートヒェンの墓に花が添えられてたな。
誰だかわからないけど、忘れないでいてくれる人がいるって
ありがたいね。