― ストンプ港へ ―
そっか。なら楽しんでいってね。
……って言っても観光に来た訳じゃないんだしね。
あまりゆっくりはできないかもしれないけれど。
[>>+37 本当はウルケル随一の造船所に連れていったり。
海洋博物館に連れていって、船をたくさん紹介したいけれど。
(シュテルンはもしかしたら船の話に飽き飽きしてしまうかもしれないが)
そういう訳にもいかないだろう。先ずは病院か。]
ん?あはは、プライベートと呼べるものもあまりないけれどね。
……うん、宜しくね。
[ほどなくして小型艦はストンプの港へと着く。
ストンプの街の人々は領主の帰還に胸を撫で下ろしつつも、怪我に驚いたことだろう。]
ただいま。
ルシエルナガに医者を手配するよう、伝えて。
……看て欲しいひとが居るんだ。