[そして伝えられる告白には、薄く笑い] ……知って、いたさ。[彼が人狼であることなど、とうに気付いていた。どうしてって?ローゼンハイムの部屋は自分の部屋の正面で、そして彼の部屋は隣だったのだ。夜半に部屋を抜け出す音に、気づかないわけがなかった。だけどそれを皆の前で言えなかったのは] ……だから言っただろう、リーザ。 私は強くないんだよ。[少女と交わしたいつかの会話を思い出し、天を仰いだ]