― 現実 ―[現実では、軍の裏で手伝えることだけ手伝っていたかもしれない。新たに来た少女>>+6の見張りのためにそちらへ向かって]……んーん。あたしも、お荷物みたいなのだから、構わない。[言われたことにはふるふると首を左右に振って答えた。昏い世界で教えられた事は覚えていたから、精神の均整はとれていたけれど。]あたしの名前?……ウェルシュ。ウェルシュだよ。[名を聞かれたことには驚いたが、素直に口にした。]